近年、総じてどの保険会社も保険料増加の傾向です。自動車保険が料金を値上げしてしまうことが起こると、直接私たちの生き方にかなり大きな衝撃を与えてしまいます。では、なぜ自動車損害保険が値段つり上げという事態に見舞われているのでしょうか。その理由として明言できることには概して2つあります。一つ目は高齢の自動車所有者がどんどん数を伸ばしていることが挙げられます。マイカーを保持しているのがごく当たり前の世の中になったことから、お年を召した自動車持ちも増えているのです。しかも日本全体が高齢化社会に移行しつつあるというようなことも原因になって、更にお年寄りの自動車ドライバーが多数派になっていく傾向にあります。老年期のケースでは保険の掛け金が低く決められている故保険会社にとっては、そこまで積極的に勧誘する理由があるとはいえません。当然ですが、保険の料金が割安なのに事故などのトラブルを起こされてしまうと高額な補償費用を被保険者に支払わないとならないという理由があるからです。そうすると、損になるリスクが通常よりも高くなるので保険会社は掛け金を高額にしていくという手段に及ぶしかありません。次に、2つ目の理由は比較的若い年代のクルマ所有への無関心にあると考えられます。お年を召した自動車ドライバーは増加していますが、それとは裏腹に比較的若い世代はクルマに憧れを抱かなくなってきました。このようなウラにあるのは地下鉄などの交通インフラの充実と彼らの経済事情に関わる問題です。収入の安定した職業に就くことが困難な若年者が多いことから、購買する力がないといった人もいます。その上、経済的に余裕があった一時代前の考え方であれば、クルマを保持している事が勤め人のステータスだという社会通念がありましたが、ステータスとは言えなくなってきたのが現状です。そういった訳で、保険料が老齢よりも高額な比較的若い年代の契約が減少していると考えられます。こういった事情が考慮された結果保険会社も料金つり上げに向かわざるを得ないのだと考察できます。